先生とわたし



校内の自販機で、ホットココアを買った。


「お待たせ。はい、これ。」

「あっ、ありがとうございます」


ココアだけじゃ、暖かくならないから、暖房もつけておこう。



「今チラッと、みんなの体力テストの結果見たんだけど、極端な話、走るのが遅い人は外周で、少し速い人は、外周とトレーニング両方して、かなり速い人は、トレーニングだけで、いいんじゃないかな?」


「早い話、それが一番なんだよな。」


「で、一応私の基準で分けてみたけど…。」


いつの間にか、机の上に3つの山ができていた。


短時間で凄いな。



「…これで、やってみるか。」


「うん♪じゃあさっそく、計画たてないとね♪」

「あぁ。」



………


……






「「できた〜」印刷してから行くから、先に練習場に行ってて。」

「分かった♪」


ココアの空き缶は、高野が片付けてくれたから、俺は真っ直ぐ、印刷室へ行った。


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