先生とわたし



センターサークルに集まらせ、プリントを配った。


「みんなに配り終わったな。で、それに書いてあるグループで、明日からしばらくの間、個別メニューをしてもらう事にした。これで、次のキャプテンを正式に決めたいと思っている。」


そう言うと、みんな話し出した。


「意見あるやつ、居るのか?」


……


智輝が聞いたら、静かになった。


「これは、お前たちのための練習なんだから遠慮しなくていいんだぞ。」


「…このグループ分けの基準は何ですか?」


やっぱり、疑問に思ったことあった。


「今年の体力テストの結果を基に、公平に決めたつもりなんだが…。」


頼むからこれ以上、グループ分けに意見を言わないでくれ…。


目の端で、今にも高野が泣きそうなんだ。


「…わかりました。」


よかった〜


「じゃあ他は?」


「3年生は、どうするといいんですか?」



「自分たちで、やりたいメニューのグループに混ざってくれていい。」


「わかりました。」



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