星が流れる空

02






私と羽城くんは再び教室の前。





「なぁ教室入らない?」




「私から入っていいの?」



「どうでもいいよ、入学式そうそう遅刻はつらいんだど。はやく入れ。」




「うっ…」



なんて冷たいんだ。
さっきは優しいと思ったのに。




がらがらっ



「えぇっ…?」




先入っていっちゃった。
どこまで冷たいの…。



私も入ろう…。




がらっ





「あああー!!きたー!」




教室に入った私を見て
叫ぶ1人の男の人。



「私…?な、なんですか?」




「隣の席の新垣淳!よろしくー」





あぁ、それだけか。




「ねぇ、伊藤亜美ちゃん?」




「そうです。」





今度は女の子が声をかけてくれた。





「後ろの席の上原莉々香。よろしくね!」




可愛い名前ー!!




「よろしくね。」





よかった。
話しかけてくれた。





「ちなみに、私と淳は小さいときからの幼なじみ!腐れ縁みたいな(笑)」




「これからよろしくな!亜美!」




いきなり呼び捨て(笑)!?



でも友達ができてよかった。





がんばろう!!
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