Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
ベタリと机に俯せて横を向く。
冷たくて丁度良い温度にウトウトしてたら視線が配られてる。
「面白い顔」
梓くんがフッと口許を緩ませて笑いながら私の顔をまじまじと眺めていた。
「!!」
「そんなに気持ち良かったの?机の上って」
瞬時に顔を上げてフルフルと首を振っては言葉にならない恥ずかしさを指の先まで込み上げる。
ううっっ……。
おかしな女の子って思われました。
ショックです。
ガクッと肩を落として顔をつねっても……。
夢じゃありませんでした。