Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
本気じゃなかったとしても楓くんが言ったら冗談に聞こえない。
私、梓くんのこと好きになっちゃったので……。
楓くんにころされるのでしょうか……。
チラッと隣を歩く楓くんを横目で追う。
「なんだよ。言いたいことあるなら言え」
「べっ…別に!何もありませんっ!!」
痛いほど刺さる視線を私から浴びせられた楓くんは物事をはっきりさせろと言いたそうに一瞬だけ、視線を交差させる。
「ふーん」
「………」
気づかれそうで怖いです……。