Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
「お前がオレのこと好きじゃないのにキスしたって意味ないだろが」
あ……。そう言う意味だったんですね。
「だから、好きになったらキスしてやるよ」
意地悪そうにニヤッと笑う楓くんにびくつく私。
そうは言われても……梓くんのことが好きだから……。
でも梓くんには好きな人がいて……。
「何か喋れ。バカ女」
頭をポンッと叩かれてしまい、私を置いたまま歩き出す楓くん。