Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
そんな事を半日考えてたら、SHRも終わり帰り支度をする時間帯となっていた。
はあー…っ。みんなの視線が痛いです。
ほんとは恋人じゃなくて幼なじみなんですよ……。
今でも感じる視線に伝えられない思いを胸に閉じ込め、鞄に小説やら筆箱等を丁寧に詰め込んでいたら
ポンッ
隣から肩を軽く叩かれた。
「帰りにケーキ屋さん寄ってかない?新しい種類できたらしいよ」
「わあっ。ケーキ屋さんですか?行きたいですっ!」
今日の嫌な出来事が、ケーキ屋さんの言葉で瞬時に頭から消え去る。
それくらいケーキが大好きだし、何より甘い食べ物が大好きだからケーキ屋さんに早く行きたいのです。