Honey×Kiss*幼なじみは王子さま

「荷物どうするんですか?」

「…手ぶら。楓、教室戻る?」

「ん…面倒くさい」



険悪な態度の楓くんと対照に、マイペースに淡々と物事を考える梓くんを横で追う私。


すると目が合ってしまい反回転で顔をそらした。



はうううっ。



「……何?(最近ずっと見られてるような…)」

「いえっ!何でもありません!」



本当に何でもないんです!

あううっ。だから…っ。

そんなに見ないでください〜っ!!!



まじまじと珍しい生き物を見る感じで眺める梓くんにドキドキ。


心臓がうるさいくらい鳴り響く。


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