Honey×Kiss*幼なじみは王子さま

「オレは…お前と二人がいいんだよ…(絶対、誰にも邪魔させない)」

「……」



いきなりすぎる楓くんの発言に、黙って頷くことしかできない私。


そして、また手を握られながら再び道を歩いてく。


無言の帰り道は空気が冷たくて、心も寂しかった。



…明日…花火大会は梓くん来ないんですよね。



今隣にいるのは楓くんなのに。


梓くんのことばっかり考えて



――三人一緒でいることが"当たり前"じゃない



その言葉を思い出す度に胸がざわついて、苦しくて、切なかった。



*幼なじみの境目*



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