愛する人と天使たちへ〜実話〜
【決意】
事実を知ったあの日から
瑞樹とは会っていない



仕事が忙しいとか体調が
まだ悪いからとか
何かと理由をつけた



正直、流産からまだ立ち直
ってなかったのもあった



恭チャンには今までの事を
全部話した



そして私は、悪いと思いな
がらも瑞樹の事を調べ始め
ていた


まずは、瑞樹が働いている
という病院へ電話をした



もちろん受付の人から
出た言葉は




『申し訳ありませんが、
当院にはそのような名前の
医師はおりませんが…』



だった




彼はよく言っていた



『俺は院内ってゆーより
この地方ではNo.1の外科医
なんだ〜』



そんなのは嘘だった
そう言う名の医師は存在
すらしていない事実
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