ストリング ~スマイル500円
翌朝もいつもと同じ8時15分に家を出た。
昨日あれだけ言ったから今日は大丈夫なはず。
でも、いるかもなあ。
はぁ。
気が重い。
なんで私がこんな思いをしなきゃいけないの?
あんな子供に振り回されているのが嫌になってきた。
外に出ると案の定圭吾はいた。
「おはようございます!!」
「あー、おはようございます。もういい?」
必要以上にめんどくさい感を声にのせ、精一杯にらんだ。
「いいよー。やっぱ人間あいさつから始めないとね」
満足気にうなずく彼。
「始めるって何よ。始まらないよ」
「始まるよ」
初めて笑顔じゃない真剣な顔を見せて言った。
「なっ、何言ってるのバッカじゃない」
圭吾は楽しそうに笑っていた。
「何笑ってるのっ?あんたみたいな子供には付き合いきれないから」
はき捨てて早足で歩き出した。
昨日あれだけ言ったから今日は大丈夫なはず。
でも、いるかもなあ。
はぁ。
気が重い。
なんで私がこんな思いをしなきゃいけないの?
あんな子供に振り回されているのが嫌になってきた。
外に出ると案の定圭吾はいた。
「おはようございます!!」
「あー、おはようございます。もういい?」
必要以上にめんどくさい感を声にのせ、精一杯にらんだ。
「いいよー。やっぱ人間あいさつから始めないとね」
満足気にうなずく彼。
「始めるって何よ。始まらないよ」
「始まるよ」
初めて笑顔じゃない真剣な顔を見せて言った。
「なっ、何言ってるのバッカじゃない」
圭吾は楽しそうに笑っていた。
「何笑ってるのっ?あんたみたいな子供には付き合いきれないから」
はき捨てて早足で歩き出した。