危険な夜へご招待【仮面de企画】
拍手が沸き起こる中、東條さんは挨拶をし終えた星ちゃんの手を取ってエスコートしている。


それはまるで王子様とお姫様のよう。



「いいな〜星ちゃん。あたしもあんな風にエスコートされてみたーい」



すでにデザートに手をつけているミーナが、フォークをくわえて羨ましそうに言った。



「ワタシ素敵ナ人紹介シテアゲルヨ!」


「へっ??」



突然背後から聞こえてきた、カタコトの日本語。

この喋り方はもしかして……



「ユッキー!!」


「Oh〜♪ミーナ、アンジュ!オヒサシブリネ〜」



白い肌に、綺麗なブロンドの髪。

仮面をしてても分かる、彫りの深い小顔と大きな青い瞳。


彼女も大学の同級生であり、留学生だったアメリカ人のユッキーだ。


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