失恋レクイエム ~この思いにさよならを~
月曜日の夜中にこんなになるまで飲んで、独りで泣く。
一体なにがあったんだろうと、全く関係のない俺が心配になるほど、彼女はとても頼りなくか細く、そしてかわいそうに見えて…、仕方なく俺は彼女を抱え、タクシーを拾い自分の家への道のりを運転手に告げた。
運転手は項垂れる彼女をみて嫌そうな顔をしたものの、何も言わずに車を進めてくれた。
自分の置かれている状況まで頭が回らないのか、彼女は俺の家に着くまでひたすら泣いていた。
そして部屋に入りそのままベッドに寝かせれば糸が切れるようにストンと眠りに就いたのだった。
「ふう」
俺もつくづくお人よしだ。
彼女が寝てから俺はシャワーを浴びて、来客用の布団を狭い床に引いて眠りに就いたのは夜中の2時過ぎ。
もちろん明日も仕事だから、寝れて4,5時間か。
朝起きたら彼女はもういないかもしれない。
それならそれで楽で良いけど。
なんとなく、放っておけない雰囲気を持っている子だったな…。
明日のことは明日考えよう。
残業に酔っ払いの世話と、どっと疲れが押し寄せて俺は泥のように眠った。