彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
ブーッ、ブーッ。


……あれっ。携帯が鳴ってる。


あたしは急いで携帯の画面を覗き込む。


うわっ、九条くんからメール!


今のって、あたしに打ってたんだ?。


内容は……。


《俺のせいでごめんな》


って。


あたしが顔を上げると、九条くんが心配そうにこっちを見ていた。


九条くんのせいなんかじゃないよ。


ブンブンと首を横に振ると、少し微笑んでホッとしたような表情を見せる。


そして軽く頷くと、もたれていた壁から背を離し、そのまま廊下を歩いて行った。


……心配してくれてたんだ。優しいな。



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