彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
この数年、一度として目が合ったことがない。


だからあのこと……、あたしが九条くんを傷つけたことを、忘れてないんだろうなって思うと、なんだか余計に話しかけられないんだよね。


まあ、話しかける勇気もないんだけど。


音楽の授業が始まると、先生に視線が集まる。


視界の端にいる九条くんを、チラ見してしまうあたし。


いつも……こうなんだ。


怪しいよね、あたし。


絶対目が合わないってわかってるから、見れるんだけど。


ちなみに九条くんを見ているのはあたしだけじゃなく。


音楽の授業を受けにきてる、あたしのグループ以外の子たちは、この時とばかりに九条くんを見ていた。




< 35 / 510 >

この作品をシェア

pagetop