『優しくしてください。』



――‥‥



[高橋くん、お待たせっ]



[ごめんね、急に呼び出して]



ずいぶん待たせてしまったのかな?

高橋くんの頬も鼻も寒さで
真っ赤だ。



[美憂ちゃん、]



[ん?]



[好きだよ、ずっと]



いつもの声じゃない。

目だって真剣で。


嘘、じゃないんだ。



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