蜜色オフィス


温厚な沖田さんの笑顔は、何度も見た事がある。

なのに今、なぜかその笑顔をすごく新鮮に感じてしまって……、愛しく感じてしまって。
涙と一緒に、熱い感情が溢れ出す。

なんで、こんなに嬉しく感じるんだろう。


「下着、脱がすよ」
「やっ…だ、め……んっ」
「じゃあ、このままで我慢できるの?」
「や、だ…っ……ぁっ」
「……どうする?」


意地悪な言葉が、昂ぶっている身体を一段と熱くさせる。
ここまできてもまだ消えない羞恥心を抱えながら、手の甲で目許を隠した。


「……っ、脱、がせて…、」


言った後、くすりと小さな笑い声が耳に届いて、もっと恥ずかしくなる。
だけど、耳に這わされた舌にそんな気持ちは一瞬にして消えていった。


「んぅ……っ、あ、やぁ…っ」
「……可愛いね。いつもの態度と全然違う。
どっちも好きだけど」



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