蜜色オフィス


「えっ、第二会議室って……、別名“お仕置き部屋”の?!」
「俺がしてやるよ。お仕置き。
おまえがこれ以上ふざけた態度を取れないように」


さっきはお手上げだって言ってたのに。
福田くんの、どの態度が火をつけたんだろう……。

青い炎でも見えそうなくらい、宮坂から静かな怒りを感じる。


「宮坂、本当にシメてやってよ。
名前の事だって、私がお昼休みに注意したばっかりなのに全然懲りてないし。
大体、仕事は半人前のくせして芽衣を狙ってるとか、本当にふざけてるし」


梢の言葉に、宮坂がチラっと梢を見る。
それから、福田くんに視線を戻した。


「そんなおっかない顔しないでくださいよー。
いいじゃないですか、呼び方くらい。ね、芽衣先輩」


私に背中を向けて座ってる宮坂の横から、福田くんがひょこって顔を出す。
ここまで反省の色が見えない人って、珍しいと思う。


「先輩捕まえて名前で呼ぶとか、ふざけんな。この無能が」


何も答えられないでいる私の代わりに言ったのは、梢。


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