星を探して…~手が届かない~





嘘だろ…。

深田は…高崎のことが好きだったのかよ…。

だから体育祭の時も
拒まなかったのか?

雑用仕事でも、
頼られるのが良かったから?

そんな素振り…
全然なかったじゃん…。


俺はいつの間にか、
教室まで走っていた。


「ほんとに戻ってきた。」




「……っ。」




「あれ?エンジェルは?」




「…保健室で寝てる。」




「そう。んじゃ続けましょ。」



< 170 / 298 >

この作品をシェア

pagetop