砂時計~*番外編*~
「お母さんっ!



私……どうしたらいいの?







スキだよ、今も。




北条君の事。



スキなのに……」







涙で顔がぬれる。




「ふられちゃった……」








自分でも信じられない。



どうして




自分の口から言えたのか。



『ふられた』だなんて。






真実を



知りたくなかった。








「澪梨……Wデート、出来なくてごめん」










「なぁ~に言ってんの?




嬉梨はよくやったよ?






見てたもんっ!



頑張ってたね。




ううん、頑張った」
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