I trust U ~最愛のあなたへ~

そう言った後食べ終わった食器を下げお風呂場へ向かった。

「うわー、体重増えてる」

最近運動もしてないし食べるしで体重が増えていた。

「ダイエットしなきゃなぁ~。けど何か目標みたいなのがないと頑張れないなぁ」

好きな人に告白するため!
みたいな目標があったら頑張れるのに
一つもそんな目標ないからなぁ、

「そうだ!好きな人がいなければ作ればいいんだ!いい人見つけて隼人をギャフンと言わせてやる!」

そう決心し次の日からダイエットを始める事にした。


ピピピピ ピピピピ ピピピピ
毎朝6時にアラームをセットしている。
毎朝お弁当は自分で作ると決めている。
寝ぼけながらも制服に着替えて
髪もブラシでとかしてリビングへ行くと

トントントントン
誰かが料理を作っている
廊下までもが魚のいい匂いがしている

「あら園子ちゃん、おはよう」

「おはようございます、おばさん」

おばさんがキッチンでお弁当と朝ご飯を作っていた。

「私自分でお弁当作りますよ、おばさんはゆっくりしてて下さい」

「あら何言ってるの?娘のお弁当は母親が作る役目でしょ?それより隼人起こしてきて頂戴」

これは何を言っても無駄だと思いそれによりによって
寝起きの悪い隼人を起こすのは本当ごめんだ
しかしおばさんの頼みだからしかたない。

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