星空

そんな日々に、何の序章もなく、いきなり終わりが告げられた。

あの日、雪が降っていた。
私は、雅人と手を、今日こそ繋ごうと思って

手袋もせずに待っていた。
「そろそろかな...」

私は帰宅部。

雅人はサッカー部。

毎日雅人を迎えに来ていた。

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