神魔界伝説
黒い霧に包まれながら、日向は堕天使の長の気配を探ろうとした。



日向の体がだんだん軽くなって、空中に漂い始めた。



日向は無重力状態になり、動揺した。



堕天使の長が言った。



「重力は神が与えた力だ。

無くした気分はどうかな?」



堕天使の長は、魔力でナイフを作ると、宙を漂っている日向に投げつけた。



日向はかわす事が出来ず腕を使ってナイフが胸に刺さるのを防ぐので精一杯だった。
< 136 / 158 >

この作品をシェア

pagetop