君だけを……。

*衝撃の事実




心にぽっかり穴が開いたようだった。



哀がいなくなった以外、何も変わらないはずなのに、大きな穴が開いていた。



こんなにも哀といるのが生活の1部になっていたなんて、思いもよらなかった。



そんな俺を心配そうに純が見ていることにも気付いた。


純は何も言わない。


ただ、見てるだけ。


だから俺も、何も言わなかった。




< 99 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop