彼と彼女と彼の事情


真っ赤な夕陽が、顔を覗かせていた。



眩しすぎるほどの大きな太陽――


なぜか……


私の心を包み込んでくれるような気がした。


心の中で、その幼い子どもと夕陽にお礼を言った。 


もうすぐ、私が下車する駅。 


なんとなく……


このまま一人では帰りたくなかった。 


一人でいるのは、やっぱり淋しかった。 



< 136 / 300 >

この作品をシェア

pagetop