10年越しの恋
「で、どうだったの? 雅紀くん18歳誕生日の夜は?」

こんな時のさやはいたずらっ子全開だ。

「えっ? いや、どうも何も…。ほら前に話してたよさげなイタリアンでディナーして、その後お兄さんとこで飲んで…。プレゼント渡して」

「それで?」まさよまで面白がって便乗してひやかす。

「それで…」

「やっと結ばれたってね! そうだよね~ 瀬名?だってなんかお肌が違うよ~ つやつやしてる」

耳までまっかになってしまう。

「ふふふ よかったね! 瀬名。ここに入って来た時から幸せオーラ全開でばればれだって!」

「うん、私もなんかそんな感じした。なんかがんばってるオーラがやわらかいオーラに変わったって言うの?」

偶然を装っていたさやとまさよ。でも本当は心配して、私が今日学校に行くことわかってて待っていてくれたんだ。

「も~ やめてよ~。でも、ありがとう。うん。今幸せだよ。やっと幸せになれた感じ?」

そう言った私を冷やかし、からかいながらも暖かい友情で祝福してくれた二人。

あまりにも幸せすぎて、なんだか恥ずかしかった。
そんな私はまさよに話を振った。

「まさよはいい人いないの? 色々話はあるのに。忘れられない人とかいたりする?」

「全然。全くなし! 私もがんばらないとね~」

そんなガールズトークは尽きなかった。

< 54 / 327 >

この作品をシェア

pagetop