牛乳と猫スーツ。
45…彩華、頑張る。



【彩華と優華の部屋】




コタツに入り、テレビを見ながらお菓子を食べる彩華。






「あははっ!この番組おもしろいよ、優華〜。」



ポテチを食べ終えて、うみゃ〜棒へ手を伸ばす。






「姉さん、お菓子ばっかり食べてると体壊すよ?」





お茶を持ってきた優華は溜め息混じりに言う。




ここ最近、彩華はお菓子が主食のような食生活を送っていた。






「だっていっぱいあるし。」





彩華の後ろには大量の段ボールが置かれている。たまたま送ってみた懸賞が当たり、お菓子一年分が届いたのだ。






「はぁ…。大丈夫かな〜?」




お茶を飲みながら、姉の体を心配する優華だった。





………………………。





……………。





……。






そんな生活が続いたある日のこと。夜遅くまでゲームしていた彩華がなかなか起きず、部屋で朝食を食べた2人は学校へ行く支度をしていた。






「姉さ〜ん?遅刻するよ〜。」




鏡を見ながらドクロが付いたゴムで、髪型を小さなポニーテールにする優華が隣の部屋にいる彩華に言った。







「うん。ちょっと待って〜。」




上の制服を着る彩華。






「ん?」




なんとなく違和感があるが、気にせずにスカートをはこうとする。
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