牛乳と猫スーツ。
「何者だ!?」
政府軍の1人が銃を向けながら言う。
「あはっ☆反乱軍所属の虎閃学園1年・生徒会会計、五十嵐冷子(いがらし れいこ)。」
「同じく1年・書記、織原沙羅(おりはら さら)。で、知ってんの?知らないの?」
「知っていたとしても、お前達に教えるつもりはない。」
周りにいた政府軍の人達も頷く。
「だってさぁ〜。冷子、やっちゃいなよ。」
「あはっ☆了解だよ。」
冷子は日本刀を鞘から抜き、政府軍へ走っていく。
「あはっ☆あははははは〜!」
笑いながら政府軍を斬り刻んでいく。
「化け物…。」
政府軍、最後の1人が後退りして呟き、武器を捨てて逃げ出す。
「あはっ☆逃がすわけないじゃん。」
冷子は一瞬で近づいて背中に斬りかかる。
だが振り下ろして聞こえたのは、キィィィンと金属同士がぶつかる音だった。
「戦意のない者を殺す必要はないだろう?」
間に入っていた蓮が銀狼で受け止めていた。
「あんたも学生?なら聞きたいんだけど、『北の狼』ってヤツ知らない?」
刀に思いっきり力を込めながら冷子が言う。
「知らないな、そんな名前のヤツは聞いたことがない。」
蓮は銀狼を振り抜き、冷子を吹き飛ばす。