金髪ヤンキーと保健室の変人は。
なな。



[俺もう無理、限界]



俯きながらそう言った先生
の声は、どこか苦しそうで。



[美胡、抱いてい?]



[むーりーっ]



[恥ずかしいの?]



あたしがコクリと頷けば
「俺もう美胡の裸知ってるから
恥ずかしがんな。」‥と先生言う。



[‥そういう問題じゃっ]



おそらく真っ赤な顔であろう
あたしは、涙がはった目で
先生を見つめる。



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