私の彼氏

3

数日後、河合亜美がバーで開店準備をしていると、秋山が一人でやってきた。

「少し早かったかな?」

「いえ、大丈夫ですよ。何を飲まれますか?」

「車だから、梅昆布茶にしてくれ」

「お車ですか?」

「あぁ、トラックさ。俺は自家用車もってないから、車で来るときはいつもトラックさ」

(公園で相手を見つけては、トラックの荷台で行為に及んでいるのだろう。エロチックな奴め)

「でも、この辺りの道幅は狭いから、トラックの運転難しくありませんか?」

「確かに、半年前に駅南側で人をひいてしまったがな…」

「ごめんなさい。そんなつもりじゃ…」

「いや、いいさ」

「南側にはよくいかれるのですか?」

「いや、あの日だけだ。運送会社の同僚の家が駅南側にあるんだが、あの日俺は忘れ物を届けに行ったんだよ」

「忘れ物?」

「あぁ、会社の書類さ。そんなことどうでもいいか…」


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