KANZASHI
菊池さんはゆっくりと近寄って来て、
そっと私の手を握った。


ドキッ!!


あっ!!



「ありがとう・・・」


私は胸がキュンとなった。



あったかい・・・


私は恥かしくて、
菊池さんの顔をまともに見れなかった。



私、人生二度目?
いや、正式には人生は初の
彼氏が出来た日だった。


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