空に染まる。
「最後に聞きたいことがあります。」


幸平が唐突に言う。


「俺の母ちゃんはどんな人だったんですか?」


「お前みたいだったよ。無理してるのにそんな素振りを見せなかった。」


幸平は胸を押さえてた。


私は無理している事に今まで気づかなかった。


「帰るぞ、車あるから乗れ。それと、記憶は無理して思い出すものじゃないからな。」

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