甘いkissを君にあげる







「なぁ‥見た?」






耳元で呟かれた時


血の気が引く感じがしたのがわかった。






「っっっ‥!!!!!!!」






手に持っていた封筒がバサッと落ちる。




足ががくがくして、

動けない‥‥。





色気あふれた声が耳元に放たれると、失神しそうになる。




顔を見せちゃいけない。


早くここから‥‥





「面、見せろよ」






あゎゎわ‥



最悪の自体だ!



私の楽しいはずの学校生活も、これで終わり、かな‥‥。



私、どうなっちゃうんだろう






「早く」





ここはもう

いうことを聞くしかないのかな?






恐る恐る振り返る。


足の震えが止まらなくて、怖い。





振り返り終わっても、なかなか顔を上げられない。




そんな私の顔をあげようと、彼は器用にクイっと私の顎を上げたのだ。






視線がぶつかる。





え‥‥なに


この人





お人形みたい




整いすぎた顔

私とは正反対な顔

しかも思ってたより


背が高いっ!!



キャラメル色のサラサラな髪‥‥‥。



キレイ‥‥






こんなカッコイイ人、初めて見たかも。













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