甘いkissを君にあげる

別れ







あれから1週間たっても振ることが出来ないまま。





振るより前に



学校に行ってない。




行けない。


行けない。




そういや来週、体育祭だっけ‥‥。





私、ちゃんと出たことないや。



今回も出れるかわかんない。




てか、学校のコト、考えたくない。




明梨と弘果とカナデには『体調が悪い』とか、連絡とってるけど

紗南とは全く。



有華からの着信は1日に何度もくるし、琉風ともあんまり連絡を取ってない。




自然消滅、確定。




最初の頃は自然消滅してほしい。とか思ってたのに‥‥。





――ピンポーン




え‥?

普段は鳴らない家のチャイム。



こんな時間に‥‥?



まだお昼だよ?




慎重にドアを開けてみる




‥‥‥





‥‥‥‥‥








「るか??」





「来た」






「ほんとに、琉風‥?」



「ほんと」




バッと飛び付く。


この優しくて甘い匂い、琉風しかいない。



抱きしめ返してくれる優しい強さも琉風だ。




「あいた‥かったぁ‥」




「泣くなっての」




「だってぇ!!!!」




「あー中入ろうぜ」




部屋に入るときもずっとくっついてる私。



こんななのにどうやって振るの?


絶対できないじゃん。






「くっつきすぎなんだけど‥‥」




「だって‥‥」




「うぜー」




言葉は冷たいけど、抱き締める強さは冷たい言葉を放つ度に強くなる。



















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