甘いkissを君にあげる






顎で松井を差すと冷たい目で俺を見た。





「知らね」




「お前、夏月ちゃんわ?」




「振られた」




「へぇ‥‥で、あんなヤツと付き合うんだ?」




あんなヤツ?




「どーいうコト」




「なんもねぇよ」




瑞希は何でも知ってるっつーか、昔っから何考えてるかわかんねぇヤツだった。



いまも‥‥。






「あー!瑞希くんだぁ!」




「なに?」




「あたし、琉風くんの彼女の松井有華ですっ!」




「ちげー」




「は?琉風、まじかよ」




あー


とんでもねぇ勘違いされてる。



もおいっかな‥‥。




「そーだよ」











夏月、好きだよ。



けどそろそろ




終わりにしなきゃな。















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