甘いkissを君にあげる







私、みんなに気を使わせてるの‥‥?



みんな、私と居てしんどくないの?



みんな‥‥


どうしてこんな私と一緒に居てくれてるの‥??






「っ‥‥」






胸がいっぱいになった。




やっぱり私には

過去を忘れるなんてできないの?


このままじゃ‥

このままじゃ‥‥



ダメだよ。







「あ、夏月チャン‥?」



「は、はいっ!?」




わわ!

びっくりしたー‥。



紗南たち以外の子に喋りかけられるの、初めてかも‥‥‥。





「綾音って人が今すぐ屋上に来い‥‥だって!!」



「あ、綾音――????」





あぁもう‥‥


今日はアイツに会いたくないのに‥‥。





「わ、わかったよ‥!」





本当に今日はダメな日だ。














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