イケメンエリートかつ小悪魔
蓮くんはにっこりと笑うと、ベッドにもたれて天井を仰ぐ。


「愛ちゃんの事は……大好きなんだけど。なんか待たせてるって思うとすげーいつも辛くって。

無理に予定開けようとする自分もしんどい」


自分から距離置こうって言ったものの、相手にこう出られると


どうしたらいいかわからなくなる。


蓮くんと…別れる?


やっぱり会えなくなるのは嫌だよ。


蓮くんが無職になるなら、私が働くから…。


そう言いそうになって、思わず口をつぐんだ。


これじゃ…元彼の時と同じ。


こういう私が、彼氏をダメ男にしてしまうのかな…。


それに、蓮くんとこのまま付き合っても、振り回されて、また不安な日々を送るかもしれない。


そこでなぜか、ふと健くんの顔が浮かんだ。


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