海の記憶に残る恋
その後も二人は岩の周囲を調べた。




しかし結局、蛇は出てこなかった。





「ごめん、僕の見間違いだったのかもしれない」




シンジはあやに謝った。




「いや、今日はここにいないだけかもしれないよ」




あやが続けた。




「それに、とてもキレイな貝殻を見つけられたから、今日は満足」




「じゃあ、今日はそろそろ帰ろうか」




ひとまず、二人は帰ることにした。

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