私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】



今日までの間に、クリスマスのお誘いは山のようにあった



男の人たちは積極的にアピールしてくる人もいたし、いつもより手紙の数も多かった



もちろんチャラ男のセイヤにも再三誘われていたけれど



私は全てを断って今日、誰が主催したともわからないパーティーに出席しようとしている



端から聞いたらまったくバカな話だと思う



だけど私は真剣だった



もしかしてこれを逃すと一生、私のことをわかってくれる人が現れないような



そんな気がして…




「もうすぐ着きますよ」



運転手さんにそう言われて、傍らに置いている袋の膨らみに目をやった



それは今日の為に用意した仮面



拝借したっと言った方が正しいかな?





< 21 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop