空を見上げる皇帝ペンギン。
わざわざ重たい私をベッドまで運んでくれたみたい。申し訳ないと思いながら、寝室を出ると玄関先に周防くんの姿が見えた。同時に初めて見た男の人の姿に、じっと見つめてしまう。
「もしかして、周防の彼女さん?ちょっとお楽しみの所悪いんだけど、」
「草野。」
「周防を借りても良いかな?」
制する周防くんの言葉も聞かない草野、さん。どうすれば良いのか分からなくて、足だけが立ち止まる。
周防くんが振り向いて、苦笑いをした。困っているみたい。