空を見上げる皇帝ペンギン。
なんせ告白されたのは周防くんが初めてだから。
「ごめんなさい、本当に…。」
泣いて済むことじゃないのはよく分かってはいるけれど。目尻に溜まった水滴が零れ落ちた。
それを見たのか、緑川さんの言葉が止まる。
「ちょっと!緋睡ちゃんに何してんの!?」
ヒステリックな女性の声がした。でも、聞き慣れた声だから安心する。
私を守るように前に来る背中。
三枝さんだ。
「うわ、三枝。」
「うわって何よ。緋睡ちゃんを苛めるだなんて最低ー。」
「苛めてねーよ!」