3つの星




―――――

「てめえら、堂々と遅刻しやがって……」


近所に住む兄貴みたいな存在の濱野。



昔はいい兄ちゃんだったのに、今じゃ口うるさい担任だ。

まあ融通聞いてくれるからあたしも愁も怖いモノがない。





「大体、愁は遅刻しすぎ…」



次から次へと濱野の呆れた声。


愁は何食わぬ顔でどーも、と言った。





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