青薔薇姫



やっぱりそうだよな……。


そもそもこのタイミングで言うことじゃねぇ…。


やっぱ認めらんねぇか……。


………そう思ったとき。


「紫苑さんのせいじゃないッスよ!!だから謝らないでください!!」


「そうッスよ!!」


「7代目総長バンザーイ!!」


「これからは金狼さんッスね!!」


一気に湧き上がる歓声。


お前ら……。


ポンッ


誰かの手が肩に置かれた。


尚希だった。


「だから言ったでしょう?」


「あぁ……。ありがとな、尚希。」


「いえ。」




それが、水狼が7代目に変わった瞬間だった……。


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