青薔薇姫

嵐の前の体育祭




「………チッ」


「「「……。」」」


「zZZ……」


……誰でもいいから助けてほしい。


今の状況を説明すると……。


パソコンを見て殺気を放ちまくっている尚希。


固まるあたし、彰人、零也。


紫苑に至っては寝ている。


……自由すぎるでしょ。


「瑞華ぁー…。」


うぅ……。


彰人、そんなかわいい顔であたしを見ないで……。


ってか若干泣いてるし。


……よし、一か八かで…。


「な、尚希……?」


「……あ゛?」


「ヒィッ……すいませんでした。」


あっさり退散。


うん、これからは不機嫌な尚希には話しかけないようにしよう。




< 166 / 261 >

この作品をシェア

pagetop