青薔薇姫



「紫苑の腕の傷だって…、あたしがもっと強かったら起こらなかった…!!

あたしを……強くしてほしいの。」


「それは瑞華のせいじゃない。」


「違う!!どう考えてもあたしのせい!!あたしが後ろの敵に気付かなかったから……。」


「いい加減にしろ!!これは瑞華のせいじゃない!!強くなる必要なんてない!!」


「でもあたしだってみんなを守りたい!!ただ守られるだけは嫌なの…。」


幹部部屋は静まり返ってしまった。


みんな考え込んでるようだった。




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