気分は甘々上々 Vol.
返答のないあたしに一矢が声をかける。


「紗夜?」


「じゃあさ、もっと恋人らしいことしてよ」


ここで、果凜との会話を思い出す。


「気持ちが確認できたら、デートに誘うの。うん、映画が良いかな?」


って言ってた。
よし!


「映画にでも連れてってよ」


「いいよ、次の休みでいい?」


肩透かしなほど、あっさりOKな一矢。


「うん」

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