気分は甘々上々 Vol.
空に突き刺さるような高層マンション。
そのてっぺんを見上げていると、ついつい口が開いてマヌケな顔。


チラリと鏡のような窓に視線を傾けると、そんなマヌケ顔のあたしがいた。


急いで口を閉じ、マンションの入口に向かう。


自動ドアの中に入ると、もう一つ自動ドア。
その横にあるパネルを操作する。


しばらくすると、スピーカーからよそ行きの声。


「は〜い」


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