気分は甘々上々 Vol.
「ウチ? ウチは参考にならないと思うよ」


半分に切ってあるイチゴをフォークで刺しながら、果凜がそう答えた。


そっか、年上の彼氏だもんね。
きっとあたしなんか想像もつかない大人な恋愛してるんだろうな。


いいなぁ。
なんて思いつつ、そんな状態になっている一矢とあたしを想像してしまった。


顔が熱くなってきた。
カフェオレを一口飲んで熱を冷ます。

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