純情☆デビル
当時6~7才のオレは、何度も何度も祖父にそう訴えた。


『父さん、コイツはまだ小1なんだぞ!?』


『勉強より大事なものがあるかと思うんですが―――』


両親も味方についてくれていた。


しかしガンコ者の祖父は、孫の声も息子夫婦の声も全て無視。


『ワシはこの子に全てを賭ける!』


そこまで宣言されて………仕方なく勉学に身を注いだ。


そのかいあって天界の小学校のテストも、80点以上をキープ。


だが―――…代償は大きかった。


「しーずーくっ!!」


「ウ……ワッ!?」


「何考え事してんだよ?」
< 223 / 467 >

この作品をシェア

pagetop