純情☆デビル
一発で亜遊の顔が青ざめ、必死に謝られた。


食べ終わった食器を下げながら、“もうボーーッとしてご飯食べない!!”と約束させる。


この子は料理が苦手だから、私が作らないとやってけないの。


「新菜、今日は1人で行くの?」


長い茶髪をシュシュで結んでる亜遊が、後ろから聞いて来る。


私はずっとショートヘアーだから、亜遊のロングが少しうらやましい。


「うん。亜遊は関波君と一緒に行くの?」


クツのつま先をトントンしながら返した。


「ううん、特に約束はしてないから私も1人で行くんだ」


へぇ……意外だ。
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